ニュース 2020.11.02

株式投資型CF「UNICORN」の第12号案件「株式会社ブレイブ・クロス・テック」とは?|11月4日開始

株式会社ユニコーンが運営する株式投資型クラウドファンディングサイトUNICORNが、第12号案件となる「株式会社ブレイブ・クロス・テック」を発表しました。

株式会社ブレイブ・クロス・テックが掲げるのは「安価なベアリングの開発」。すでに特許を取得しているブレイブボール(セラミックベアリングボール)で世界市場へ参入します。

今回の目標募集額は1,000万円(500株)、上限募集額は6,000万円(3,000株)。1株2万円、最低購入数は5株から。募集は11月4日18:00時から開始します。

ベアリングの重要性

自動車、飛行機、ハードディスク、ロボット、風力発電などの機械には高機能化や省エネを目的にベアリングが組み込まれています。

ベアリングは内輪、ボール、外輪の三層で構成され、間にある小さなボールが回転することで、軸が滑らかに回転することを助ける精密部品です。

ベアリングの役割は回転摩擦を0に近づけて使用するネルギーを減らすことです。このベアリングの性能が、自動車などが使用する燃料・電気の量に大きく関わってきます。

自動車の場合、エンジンやトランスミッション、タイヤの中心部のハブなどで使用されており、1台あたりに使用されるベアリングの数は100個から150個。世界では年間9,000万台の自動車が製造されているため、自動車だけでもベアリングの需要は年間で約100億個となっています。

現在の課題

現在のベアリングボールは「スチールボール」「窒化ケイ素セラミックボール」が主流です。

安価なスチールボールが市場の約9割を占めていますが、スチールボールは腐食や錆が発生しやすいため長期間の使用に耐性がなく、さらに製造過程で多くのCO₂を排出するなどといった無視できない課題が多く存在します。

一方の窒化ケイ素セラミックボールは、スチールボールに比べて軽量のため回転時の遠心力が少なく省エネ、腐食がなく過酷な環境で使用可能、高強度・高耐熱性に優れるなど性能面で圧勝していますが、価格がスチールボールの約20倍であることや製造の難しさなどのハードルが非常に高く、普及が進んでいません。

このようなことから、機器製造には「安価で性能も優れたベアリング」が求められていました。

そこで開発されたのが、株式会社ブレイブ・クロス・テックの「ブレイブボール」です。

ブレイブボールの優位性

「ブレイブボール」は、独自の燃焼合成技術で生成した粉末状の新素材「βサイアロン」と特殊加工技術によって生まれた、まったく新しいセラミックベアリングボールです。耐熱性、耐食性、軽量、剛性、高度などの面に優れ、各種試験結果では窒化ケイ素セラミックボールと同等、もしくはそれ以上の性能を有することが証明されています。

プロジェクトページ

ブレイブボールの利点まとめ

  • 製造過程でCO₂を一切排出しない
  • 軽量・高強度・高耐性(窒化ケイ素セラミックボールと同等・それ以上の性能)
  • 原材料は無尽に存在する「砂」
  • レアメタルを使用しない
  • 「加水分解」しないため、従来品のような金型ではなく、安価なゴム型で成形することが可能
価格性能
スチールボール10円低い(腐食しやすい・重いためエネルギーを多く使用する)
窒化ケイ素セラミックボール200円高い(軽量・高耐性・高剛性・高強度)
ブレイブボール20〜30円高い(軽量・高耐性・高剛性・高強度)

目標と見通し

まずは世界最大手のベアリングメーカーである、スウェーデンのSKFに目標を定めます。SKFは世界シェアの19%を確保しており、2018年の売上高は1兆円。

すでにサンプルテストに合格してテスト品を受注しており、2021年秋までに44万個、2022年秋までに66万個を納入予定。さらに2026年10月期までに1兆円の0.3%にあたる30億円(1億個)の受注を目指します。

すでに性能テストをパスしていること、特許を取得していること、世界最大手企業から大量受注の可能性があることで、非常に大きな期待ができる案件です。これは開始数分で目標募集額を達成した第8号案件「理研ワールド株式会社」のときを思い出します。

ぜひ「株式会社ブレイブ・クロス・テック」のプロジェクトページを覗いてみてください。

情報元:「株式会社ブレイブ・クロス・テック」プロジェクトページ

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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