外国人の日本での就職をサポートする「インバウンドテクノロジー」、ユニコーンで株式投資型CF募集へ
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ユニコーンの第14号案件として株式投資型クラウドファンディングを募集するのは、日本での就労を希望する外国人に対し、企業とのマッチングから生活面でのサポートまで手掛けるインバウンドテクノロジー株式会社です。
募集について
■募集期間
2020年12月17日 (木)18:00 ~ 2020年12月21日(月) 23:59
■募集額と株主優待
・⽬標募集額:15,085,800円
・上限募集額:69,611,600円
・投資可能額:1口 98,600円、最高5口まで
・株主優待:投資額に関係なく、RealPayギフト1,000円分
どんな企業?
インバウンドテクノロジーは、人材紹介業界の中でも外国人労働者に注目した林秀乃佑代表が2016年に設立したベンチャー企業です。主な事業内容は、下記の2つになります。
①HR事業
売上の9割を占めるHR事業では、日本で働きたい外国人と外国人向けの求人を出している企業のマッチングサービスを提供しています。
②サポート事業
ビザ代行や教育など、日本で就労する外国人向けのサポート業務です。たとえば不動産の紹介においては、賃貸で住む家をそのままにマイホームにできる事業を展開する株式会社Minoruと提携するなど、紹介内容にも工夫が伺えますね。
企業の強み
HR事業とサポート事業を組み合わせて提供することで、求人側と応募側、両者にメリットをもたらすことができます。
■求人側のメリット
・外国人登録者数が多く、人材を見つけやすい
・サポート体制の充実(日本語レベルチェック、キャリアカウンセリングなど)
・高いマッチング力(採用後の定着率:90%以上、早期離職率:5%未満)
■就労希望側のメリット
・日本における就職面、生活面でのサポート
・各国コミュニティ内での口コミから、安心して紹介を受けられる
・転職の際にも利用可
今後の展開
外国人向けの事業と聞くとコロナウイルスの影響が心配になりますが、利用者の8~9割が日本に住んでいる外国人とのことで、深刻な影響は受けていないといいます。また、今後は来日せずともオンラインで教育を受けられるシステムや、外国でも日本の仕事を受けられるクラウドソーシング事業にも手を広げていくそうです。
ただ、日本在住歴が長い外国人の場合、生活面以上に労働環境の問題が出てくるはずです。ビジネスモデルとしては十分かもしれませんが、就労時点で求人企業や求人内容を精査し労働環境の向上に繋げるなど、立場が弱くなりがちな外国人が安心して働ける環境作りにも今後目を向けて欲しいと筆者は感じました。
現在ユニコーンでは、新規会員登録キャンペーンも延長して行われていますが、ベンチャー企業への投資にはリスクもあります。興味がある方は、キャンペーンページなどで詳細をよく読んだ上で応募を検討してみてはいかがでしょうか?
情報元:
・外国人が働きやすい環境を創造し労働人口不足の解決を目指す「インバウンドテクノロジー」 VC からの調達実績あり
・株式会社Minoru、インバウンドテクノロジー株式会社との業務提携のお知らせ
・外国人採用タイムズ – 日本の外国人労働者(特定技能外国人)のリアルな受け入れ状況をお教えします
・人材難の日本企業「外国人労働者=低コスト」の甘すぎる思考
・ユニコーン 秋の新規会員登録キャンペーン
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。