ニュース 2020.08.25

新型コロナで困窮する人々へ、クラウドファンディングで支援するグラミン日本

グラミン日本は、生活困窮者に対して低利・無担保で少額の融資を行い、起業や就労で生活困窮から脱却し自立できる支援を行っている一般社団法人です。今回グラミン日本は、新型コロナウィルス拡大の影響により生活困窮の状態になってしまった人々のために、READYFORでクラウドファンディングを開始しました。

新型コロナウィルスの拡大により、
・会社が派遣切りを行い、就職先が見つからない…
・就職活動を始めた矢先、コロナの影響により内定が決まらない…
・シングルマザーなのに、会社から解雇され再就職先が見つからない…

このような人々が増えています。特に若者やひとり親にとっては、就労できるかどうかは死活問題です。今回のプロジェクトは、このような人々を支援するためのクラウドファンディングです。

グラミン日本が開始したプロジェクト「コロナで困窮する若者・ひとり親の未来を守る」は、コロナ禍で就労に苦しむ人々を「生活の安定」と「将来を見据えた自立支援」の2つ柱で支援する予定とのこと。具体的な内容は下記の通りです。

生活の安定

安定的に就労ができるよう、就労希望者には、就労に必要なビジネススキルやマインドセットを習得できるワークショップやトレーニングを行い、企業が求める人材に成長できるよう支援しています。また、就労希望者と企業の「雇用のマッチング」も行います。

将来を見据えた自立支援

「低利・無担保での少額融資」での支援のほかに、「金融リテラシー・起業ノウハウ取得に向けた教育プログラム」を提供します。具体的には、

ステップ1:自分自信の価値観や信念を具体化する

ステップ2:起業アイデアを具体化し、事業計画の形に落とし込む

ステップ3:開業に向けて必要な手続きやスケジュールを作成する

という3ステップのワークショップを行います。

このような内容で、安定的な就労や、自立への支援を行っていくそうです。

このプロジェクトの目標額は1,000万円とのことですが、目標達成額に満たなくても、支援が必要な人たちが寄付金・支援が受け取れるような仕組みになっています。少しでも多くのコロナ禍により困窮している人たちの手助けになろうという意思が伝わってきます。

【プロジェクト内容】
■名称:コロナで困窮する若者・ひとり親の未来を守る
■目標金額:1,000万円
■公開期間:2020年8月14日~11月11日
■形式:寄付型/ALL-IN形式
※目標金額の達成の有無に関わらず、集まった寄付金を受け取ることができる形式

現状の生活を支援するだけ、一時的な雇用の斡旋を行うだけ、という支援ではなく、コロナ禍が過ぎても安定的に過ごせる土台部分を支援するというのが、グラミン日本らしい支援ですね。これは、2006年にノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス氏のスピリットが根本に流れているのを感じます。

日本で貧困なんて…と思っている方もいるかもしれません。しかし、現代の日本での貧困は、失業、病気、ケガ、事故、配偶者との離別・死別などで簡単に起こりえるのです。これは、決して他人事ではありません。グラミン日本の考えに興味を持った方は、下記のURLより、詳細をご覧ください。

情報元:
PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000062687.html
グラミン日本:https://readyfor.jp/projects/grameen-nippon

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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