ニュース 2020.09.04

スタンダードキャピタルとアーリーワークスが共同開発を発表 ―強固なセキュリティとストレスフリーなSTO取引所―

もしWeb上に存在するIDひとつで、証券はもちろん、トークンやNFT(Non Fungible Token)、行動履歴までも個人に紐づくすべての資産の所有権が証明できるようになったら、便利だと思いませんか?しかし、そういった世界を実現するためには、これまでセキュリティ面での信頼性やシステム構築の技術において課題がありました。

先日、ベンチャーキャピタル事業やフィンテック事業を運営するスタンダードキャピタル株式会社が、独自のブロックチェーン技術をもつ株式会社アーリーワークスと事業提携し、ブロックチェーン技術を利用したセキュアかつ高い処理速度を有する次世代型STO取引所システムを共同開発することを発表しました。

共同開発の概要

これは、スタンダードキャピタル株式会社が現在開発している、Web上での取引などにおいて強固なセキュリティでID管理、また外部サービスとシームレスに情報共有できるシステム「XELA ID」と、株式会社アーリーワークスが有する、セキュリティとは両立できないと言われてきたスムーズな処理を可能にした次世代型ブロックチェーン「GLS」を融合することで、改ざんや不正のない証券の売買やスマートコントラクト等による配当の自動化などを実現するサービスを提供することを目指すというものです。この共同開発により、デジタル記録するブロックチェーンの利点を最大限発揮した、安心でストレスフリーなSTO取引所が世の中に生み出されることになるのです。

共同開発に至った背景

近年情報テクノロジーの発展により、決済や契約などが簡略化され、どこにいてもリアルタイムに手続きが完了するサービスが普及し、証券などの金融商品の取引においても電子化が進められています。そして、2020年5月1日に施行された「改正金融商品取引法」により、パソコンなどの電子情報処理組織で移転することができる財産的価値のあるものについては、電子記録移転権利として法的な枠組みの範囲内で取引が行われることになりました。

スタンダードキャピタル株式会社は、個人認証ネットワークの基盤やデジタルアセットの取引における知見を活かし、さらに株式会社アーリーワークスと共同することで、これまでのSTO関連サービスの持っていたセキュリティ面やシステム構築の課題を、法令に準拠しながら解決する方向性を見出したのです。

この共同開発の研究成果については、実証実験による安全性の確保を行った上で、新しいサービスとして私たちに提供されるでしょう。今まで複数のIDで管理していた様々な個人資産の所有権が、一元管理される未来も遠くないはずです。そして、今後Web上で行われるSTOをはじめとした金融取引のさらなる拡大が期待されます。

情報元:スタンダードキャピタル×アーリーワークスで共同開発、革新的な次世代型STO取引所

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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