ニュース 2020.09.14

LINE Payが年内にApple Payに対応!国内の主要な決済方式をカバー

決済サービスのLINE Payは、9月10日に行われたLINE DAY 2020カンファレンスの中で年内にApple Payに対応することを発表しました。

AndroidスマートフォンではすでにGoogle Payでの非接触決済が可能になっていますが、iPhoneユーザーがLINE Payで支払う場合はQRコード決済のためにアプリを立ち上げる必要がありました。

今回Apple Payに対応することで、アプリを立ち上げることなくかざすだけで決済が完了できる「かざして決済」に対応し、LINE Payはすべてのスマートフォンで現在日本国内で普及している主要な決済方式をカバーすることになります。

国内で普及している決済方式

コード決済(QRコード)

「PayPay」や「d払い」や「LINE Pay」、「楽天Pay」などで利用できます。アプリに表示されたQRコードを店の端末にかざす、もしくは店側の提示したQRコードをスマホで読み込みことで決済が行われる方法です。

かざして決済

スマホやスマートウォッチに搭載されたNFCなどの無線通信技術を利用した決済方法。決済アプリにクレジットカードや電子マネーなどを登録しておき、支払時に専用の端末にかざして決済します。iPhone Xなど電源が切れていても使用できるスマートフォンもあります。

LINE Pay代表取締役の長福久弘氏は、これによって「サービス当初から描いていた決済プラットフォームが完成する」と話しました。

今回の発表の場となったLINE DAY 2020カンファレンスの中で、LINEは「コロナよって世界が現在進行形で大きく変わっており、ネガティブな変化もある一方で、長年の習慣や社会常識を根本から見直す機会やイノベーションが生み出されるきっかけにもなる可能性がある」と述べています。特にコロナ禍以降は衛生面から非接触決済のニーズが大幅に高まってきています。

そうした中でLINE Payは現金に触れることなく、また遠隔地であってもスムーズにお金のやり取りができるシステムの構築を目指します。

さらに新たなサービスとして、東京ガスの払込書をLINE上で発行し、LINEのみで支払いが完了できるシステムを2021年春頃に導入する予定とのこと。払込票のペーパレス化とともに「支払い忘れ」を防ぐことができ、また支払いのためだけにコンビニに行ったりという外出の機会を減らすことができます。 

この他にも、本人確認済みという決済サービスの特徴を生かしたLINE ID Passportや、加盟店向けの施策である支払いリンクなど、LINE Payのさまざまな取り組みが発表されました。

情報元:LINE DAY 2020

LINE DAY 2020 ⑤ (New Normal×Payment)

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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