ニュース 2020.10.09

ディーカレット、会津若松市でブロックチェーンクーポン発行

国内暗号資産取引所ディーカレットは、「会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会」が6日より開始した観光活性化企画「極上のはしご酒」のデジタルクーポン(デジタル商品券)の仕組みを発表した。8日、プレスリリースにて明らかにした。

ディーカレットの発表によると、IT企業「TIS株式会社」のスマートシティ共通決済サービス「ID決済プラットフォーム」と連携して、福島県会津若松市のウォレットアプリ「会津財布」上で利用できるサービスを提供する。

今回開発を担当するディーカレットは、自社で構築している「ブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・ 管理するプラットフォーム」をTIS株式会社のID決済プラットフォームと接続し、会津財布での「極上のはしご酒」デジタルクーポンの発行・管理を行う。

スマートフォンアプリ「極上のはしご酒」は、デジタル化をすることによって、全国からアクセスが行え、観光の 「旅前」「旅中」のタイミングからクーポン購入が行える点が特長だ。

デジタルクーポンは会津財布上でダウンロードして利用が可能だ。飲食店舗等でスタッフ確認の元、クーポンを利用すれば、 利用記録をデジタルで残すことができる。非接触型の決済のため新型コロナウイルスの感染防止にも役立てられる。

参加店舗側も決済端末などの設置は不要で、導入、運用のしやすさに配慮した仕組みとなっているという。

また会津財布は集客のためだけでなく、ID決済プラットフォームが持つ、「決済・行動データ」の分析機能を活用し、実施主体者や参加店舗へ分析結果を還元することも可能で、施策効果の可視化や企画の改善、店舗のメニュー開発など、飲食店側にとってもメリットが大きい。

ディーカレットは、このプラットフォームについて「利用企業がご自身のブランドでデジタル通貨を発行可能な機能を備え、スマートコントラクトを利用した処理の実装も可能です」「今後、ディーカレットはデジタル通貨プラットフォームの事業化により、地域通貨やデジタルクーポンをはじめ様々なデジタルバリューの発行・流通交換サービス、既存の決済サービスへの価値移転など、デジタル通貨による利便性の高いサービスを提供していく予定です」と、リリースで今後の展望を語った。

今回の「極上のはしご酒」の実施は期間限定で11月30日まで行うという。

引用元:Shutterstock

※この記事は月間暗号資産Onlineからの転載になります。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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