ニュース 2020.10.27

【募集終了】超高精細VR技術で社会を救う。ベンチャー企業「TimeAge」が株式投資型クラウドファンディングを実施

京都府にあるベンチャー企業TimeAge株式会社が、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNO(ファンディーノ)を通じて資金調達を行いました。上限募集額として設定されていたのは72,000,000円で、1口9万円からの申し込みが可能でした。

TimeAgeはVRコンテンツの制作・開発を行っている企業で、このクラウドファンディングで資金を集め、「リアルに限りなく近いデジタルコンテンツを提供し、様々な情報格差の解消にチャレンジする」ことを目標として掲げています。

文化財をVR化、その目的とは

今回のクラウドファンディングの実施目的のひとつが「文化財をVR化する」という事業です。

TimeAgeでは文化財保存に関する研究や技術開発にも力を入れており、1コンテンツあたりの画素数最大5億ピクセルという超高精細な画像をユーザーのWeb環境に負荷を与えることなく提供できるという強みを最大限に活かして、文化財のデジタルアーカイブ化を行っています。

これにより、世界のどこにいても、いつでもどんな環境であっても、極めて精緻な映像による文化財の鑑賞や教育活動が可能となるのです。

また、今後はさらに、モーションキャプチャー技術と動画を組み合わせたり、YouTubeのような動画共有サービスを用いたりして、バーチャル上で寺社の知名度を高めるための事業にも取り組んでいくということです。

株式投資型クラウドファンディングでベンチャー企業を支援

上述の文化財保護の他、近年の景気低迷により客足が遠のいている商店街・小売店をバーチャル化し、リモートで買い物ができるeコマースサイトの構築も視野に入れているようです。こうした取り組みにより、身体が不自由な方や介護施設で暮らしている方が、自分の慣れ親しんだ商店街で買い物をしたり、顔なじみの店主とちょっとした会話をしたりと、そんな生活もできるようになるのかもしれません。

そんなTimeAgeの取り組みを支援できるのが、今回の株式投資型クラウドファンディングです。株式投資型クラウドファンディングとは、上場前のスタートアップ企業の未公開株を投資家が購入し、投資先の企業が上場・企業売却などをした際に売却益を得られる投資の形です。画期的・革新的な事業を展開し、成功した場合は投資後の利益も大きくなりますが、一方で多くの企業が成長過程にあるための倒産リスクも伴います。つまり、ハイリスク・ハイリターンな投資なのです。

株式投資型クラウドファンディングにおいては、TimeAgeが利用した「FUNDINNO」を始め、「イークラウド」「ユニコーン」など複数の事業者が存在します。投資先企業への手厚いフォローアップ、投資のプロにより厳選されたベンチャー企業の紹介など、それぞれのファンドにより異なるメリットがあります。株式投資型クラウドファンディングをしたいと思い立ったら、まず自分がどういったことに重きをおいて投資をしたいのか、どのような企業を選ぶべきなのかをよく考えてみることが大切です。

拡がっていく、投資の可能性

TimeAgeは今後、マップ上でのVRコンテンツの配信、VRコンテンツの広告メディア化など、VRをさまざまなシーンに導入することで「日常的にVRが活用される世界」を目指していくそうです。VRがエンターテイメントの枠を超えて、社会のさまざまな課題を解決し、これまでにないアイデアを形にしていく。そのような理念を持つベンチャー企業のサポートをできるのがこの株式投資型クラウドファンディングです。

同じクラウドファンディングの一つであるソーシャルレンディングにも社会貢献性の高い案件があるように、近年活発となってきている投資サービスには、社会的な意義を持つものが増えてきているようです。投資をすることで企業の成長を支えられるだけでなく、守られるものや救われる人がいるかもしれません。資産運用としての投資は、今新たな付加価値を生み出しています。

情報元:
リアルに限りなく近い仮想現実を創る!情報格差から取り残された方々を救うバーチャルで実現する高精細360度VR動画の「TimeAge」株式投資型クラウドファンディングを開始-PR TIMES
超高精細画像VR技術で社会へ貢献。京都発ベンチャーがFUNDINNOで資金調達へ-HEDGE GUIDE
TimeAge
FUNDINNO

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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