ニュース 2020.10.02

画像を鮮明に再現するロジック・アンド・デザイン、FUNDINNOで3回目のクラウドファンディングを募集

株式会社ロジック・アンド・デザインは、AIを使って画像や映像を鮮明に再現する技術を開発している会社です。10月5日より、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で3回目の募集を開始します。
※FUNDINNOについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

キャンペーンについて

■キャンペーンページ
https://fundinno.com/projects/167

■募集期間
2020年10月5日(月)~2020年10月7日(水)

■募集金額
・目標募集額: 15,000,000円
・上限応募額: 56,000,000円
・投資可能額: 1口10万円、最高5口まで

どんな会社なの?

ロジック・アンド・デザインは、AIのアルゴリズムを使って画像を「あるべき姿に戻す」会社です。本来写っているはずなのに影になって見えない部分を可視化する「LISr」、ピントが合っていないなどの理由でぼやけてしまった部分を復元する「AI復元超解像度化技術」を用いて商品開発を行っています。

現在は医療機器に力を入れ、眼科用の「ファイバースコープ画像補正装置」の製品化などを進めた結果、2020年3月~8月の売上(見込み)はすでに昨年一年間の売上を超えているそうです。

この会社の強みは?

画像再現技術を生かし、ハード、ソフト、SaaS、チップなどさまざまな形で商品を開発していることがこの会社の強みです。現場に合わせて商品内容を変更したり、在庫を調整したりするなど柔軟に対応できるため、収益を安定させることができます。

また、医療業界などBtoBの販売には大手代理店の販売網を活用するなど、確実に売り上げを伸ばすためのルートを確立しているのも強みと言えます。

どんな応用ができるの?

では、この画像映像再現技術をどのように応用するのか、具体例を2つ紹介します。

一つ目は、オンライン診療への応用です。新型コロナウイルスの影響でオンライン診療の需要が増えているものの、一般の人が使用するスマホ・パソコンの通信環境やカメラの性能には限界があります。そこで、この技術をオンライン診療に利用することで、誤診を防ぎ、より正確な診察や診断が期待されています。コロナ禍では発熱時の受信拒否などが問題になっていましたし、なにより具合が悪いときに必ずしも病院まで行かなくてよくなるのはありがたいですよね。

また、BtoC向けの開発も進んでおり、4Kに対応した「LISr-400」はセキュリティ分野での活躍が想定されています。現在は画像の復元にのみ適用されていますが、ゆくゆくは動画にも応用していくそうです。

ロジック・アンド・デザインは、前回のクラウドファンディングでも上限に近い応募額を調達した企業ですので、期待度の高い案件だと言えます。しかし、やはり未上場企業ですので、リターンよりは研究を応援する気持ちで投資する方に向いていると思います。すでに結果を出している実力派企業の3回目の募集、今後が楽しみですね!

情報元:
・「鮮明化」「復元化」の技術を、低コストかつ限定的な通信環境化でも実現する「ロジック・アンド・デザイン」株式投資型クラウドファンディングを開始
・【第3回】医療〜セキュリティまで、画像・映像の「見えない」「ぼやけている」を鮮明化・復元化アルゴリズムで“元に戻す”最先端技術「LISr」
・【第2回】リアルタイムで映像の高速鮮明化・復元化を実現「ロジック・アンド・デザイン」

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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