ニュース 2020.11.06

【募集終了】「Withコロナ、Afterコロナ時代の世界の医学教育スタンダードを目指す」テレメディカ、2回目の株式投資型CFを実施

医学生や医療従事者のための聴診トレーニングシステムを提供する株式会社テレメディカは、株式投資型クラウドファンディングサービスFUNDINNO(ファンディーノ)で2回目の募集を行いました。

新型コロナウイルス感染症の蔓延によって生活スタイルががらりと変わり、さまざまな分野でオンライン化が進んでいます。
テレメディカも、“医学教育”分野でコロナ時代のスタンダードになるべく、オンラインで聴診を学べるデバイスやポータルサイトを開発・運営しています。
今回はこのテレメディカの取り組みと展望をご紹介します。

※「FUNDINNO」についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

株式会社テレメディカとは

テレメディカは、2012年に、薬剤師であり大手製薬会社のマーケティング・学術情報を担当した経歴の持ち主である藤木清志さんによって設立されました。

オンラインで聴診トレーニングができるデバイス「聴くゾウ」や、「聴くゾウ」と組み合わせて利用できるスマートフォンアプリ「オースカレイド」の開発・提供の他に、医師の鑑別手順を考慮したアルゴリズムを用いた病気検索エンジン・データベース「パソノエキスパート」や、薬局向けAI症候診断ツール「パソノPro&QA」の開発・運用などを行っています。

「聴くゾウ」「オースカレイド」の強み

テレメディカが力を入れているのが、専門医監修のもと開発された、聴診トレーニングデバイス「聴くゾウ」と、聴診学習アプリ「オースカレイド」です。

「聴くゾウ」は医療系大学などでの聴診の訓練をサポートする聴診トレーニング専用スピーカー型デバイス。このデバイスから心音や肺音など、リアルな生体音が再現されるので、聴診器をあてたり、手で触れることで、内診のトレーニングができます。

これまでの聴診教育では、高額な機器が必要だったり、グループ訓練で人が密集してしまう、などの問題点がありました。
「聴くゾウ」は、スピーカー型デバイスさえ用意すれば、専用ポータルサイトで200近い音源が利用可能ですし、持ち運び可能なので、オンラインで人が密集することなく学習することができます。

「聴くゾウ」での聴診訓練をサポートするスマートフォン向けアプリ「オースカレイド」を組み合わせて使えば、自宅で気軽に、臨床実習やシミュレーション研修の復習を繰り返し行うことが可能です。

実際、「聴くゾウ」は多くの大学や基幹病院に採用され、2020年7月までの売上高は1,200万円にのぼっています。「オースカレイド」も2019年秋のリリース以降、ダウンロード数は約2,000件と、順調にユーザーを増やしています。

テレメディカの今後

テレメディカは、2025年のIPO(企業が上場し市場に株式を公開すること)と、売上高1億円を目標に、「聴くゾウ」累計4,500台以上の販売、「オースカレイド」ダウンロード数累計4万5,000件以上をマイルストンとして掲げています。

2020年初めには、2社の海外販売パートナーと契約を締結。さらにJETRO(日本貿易振興機構)の支援により、北米や台湾・中国などを中心に、海外への販売も計画しています。
また、Webマーケティングの専門家も導入し、個人市場の開拓も視野に入れています。

テレメディカは今後、BtoB、BtoCまでを対象とした教育機関への販売や、AIを活用したトータル医学教育プラットフォームの開発を目指しています。
“オンライン×医療教育”と言う、コロナ時代だからこそニーズの高い分野であること。そして、確かな導入実績と、専門医との盤石な関係による信頼感が、テレメディカにとってプラスに働きそうです。今後の成長と動向に注目したいですね。

情報元:
「コロナ時代の世界の医学教育のスタンダード」目指す、聴診トレーニング用システム・アプリ開発のテレメディカがFUNDINNOで2回目募集
株式会社テレメディカ
聴診音が学べる!ポータルサイト「3Sポータル」
オースカレイド

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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